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コラム

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第1回 学会参加記(2014.8)

初めてコラムを書きます。
なんとなく気恥ずかしいのですが、読んでいただけると嬉しいです。

 8月の終わりに、日本ブリーフサイコセラピー学会熊本大会に参加してきました。
大会前の寄り道に、天草の海で野生のイルカを見たり、教会巡りを楽しんできたので、
旅の思い出を書き綴りたいところですが、ぐっとこらえて勉強のお話を。
写真:天草で会った野生のイルカ

 今回の目的は、ワークショップです。
何か新しい技法を身につけたいと考えていた事もあり、
以前から興味のあった『身体からのアプローチ』を学ぶコースに参加しました。
いろんなものをちょっとずつ体験できる構成で、
今後、何を勉強しようか悩んでいる私には絶好のチャンスでした。
体験型だったため、旅の疲れもすっかり癒され、
“これが勉強でいいのか・・”
と思うほど、心も身体も気持ち良くなったところで終了となりました。
偶然いっしょに参加したオフィスのスタッフ2人をチラリと見たら、
いつもに増して優しい顔をしていたような・・(馬刺が待っていたから?笑)
終了後に、先生から貴重なアドバイスをいただき、
これからしばらくは、臨床動作法の勉強をする事にしました。

「心」と「身体」がつながっている、というのは誰もが知っている事でしょう。
でも、「心」が疲れたとき、「身体」に働きかけようとする事は、
日々の生活の中では意外と少ないのではないでしょうか?

そんなときに、カウンセリングの中で今までとは別の角度からもお役にたてるよう、
今回学んできた事をもう一歩深めていきたいなと思っています。

第2回 不登校に「ひと休み」が必要なわけ (2015.7)

「お腹がイタイ」「気持ちが悪い」
不登校の子どもさんによくある訴えです。このようなとき、「無理せず少しお休みしましょう」という流れになることが多く見られるわけですが、このような「ひと休み」はなぜ必要なのでしょうか?

 日常生活では、勉強や部活に人間関係などなど、子どもの世界は何かと大変です。そんな日常から、ちょっとだけ離れることができたなら・・。

 不登校寸前だったA子は、「保健室で横になったり、早退して家で休めたのがよかった」と当時を振り返ります。保健室も自分の家も、なにも特別な場所ではありません。

 でも、平日の日中に安心して居られる保健室や自分の家は、A子にとっては明日からまた頑張るためのエネルギーを充電する空間として役立ったようです。

 「ひと休み」の仕方は、人それぞれ。簡単で、自分に合った方法を知っている人は、早く元気を取り戻せるかもしれませんね。